偽のトーク画面は、本物に見えてこそ成立します。信じてもらえるチャットと、一瞬で作り物だと見抜かれるチャットの差は、すべて細部にあります。ここでは、スクリーンショットでも動画でも、本物として通用する偽の会話の書き方を紹介します。

信じられる設定から始める

本物の会話には文脈があります。1通目を打つ前に、この2人が誰で、なぜ話しているのかをはっきりさせましょう。脈絡のない返信は作り物っぽく感じられ、当然の問いに答える返信は本物らしく感じられます。やり取りに存在理由を与えましょう。予定を立てている、秘密が漏れそう、ちょっとした口論が燃え上がる、といった具合に。

人が実際に打つように書く

ここで、多くの偽チャットは破綻します。人は作文のようにメッセージを打ちません。本物らしく見せるには、次を意識しましょう。

  • 句読点はゆるめに、あるいは省きましょう。きっちりした文章は、かえって作り物に見えます。
  • たまに打ち間違いや変換ミスを、そのまま残しましょう。「なんで」が「なんど」になっているような小さなミスが、リアルさを生みます。
  • メッセージは短く。言いたいことが2つあるなら、長い1文にせず、2つの吹き出しに分けましょう。スマホは連続したメッセージを詰めて表示し、そのリズムが自然に見えます。

プラットフォームのスタイルを合わせる

iMessage風のチャットとWhatsApp風のチャットは雰囲気が異なり、細部を取り違えると正体がばれます。青い吹き出し、緑の吹き出し、既読、チェックマークには、それぞれ特定の意味があります。どちらを使うか迷ったら、青い吹き出しと緑の吹き出し偽iMessageと偽WhatsAppをご覧ください。

間の取り方を正しく

本物のチャットでは、返信は即座でも等間隔でもありません。すぐ返ってきたり、長めの間があいたり、3通まとめて届いたり。動画を作るなら、入力中の表示とメッセージ間の待機時間が、この大部分を担ってくれます。緊張する場面では少しテンポを落として、間を持たせましょう。

人間味のある細部を加える

名前、プロフィール写真、共有された1枚の画像、メッセージへのリアクション。こうした小さな要素が、全体の説得力を生みます。空のグレーのアイコンはテンプレートに見え、本物らしい写真ときちんとした名前は、実際のスマホに見えます。

もう一歩、動画にする

静止したスクリーンショットは、コマ単位で粗探しされてしまいます。入力中の点や効果音とともにメッセージごとに展開する動画は、生き生きとして、はるかに切り捨てにくくなります。それこそがテキストストーリー動画というフォーマットの狙いであり、SNSでアニメーションがスクリーンショットに勝つ理由でもあります。

楽しく、フェアに

偽の会話は、コンテンツ制作、友人同士の冗談、ストーリーテリング、デザインのモックアップにぴったりです。人を欺いたり、嫌がらせをしたり、何かを証拠として偽ったりするためのものではありません。軽い気持ちで楽しめば、みんながその冗談を楽しめます。

試してみませんか?エディターを開いて、会話を書き、画像または動画として書き出しましょう。